八王子城の怪談
八王子城の城跡に落武者とかの幽霊が出る……という話を聞いたことはないだろうか?
……すんません。白状します。その噂、我々が悪いのです。
今を去ること十数年前、ウチのサバゲーチームは八王子城跡を夜戦フィールドとして使っておりました。
ある時、当時携帯電話なるものは個人が使えるような値段ではなかったので、深夜にドイツ兵完全装備の男2名が、後からくるメンバーの家に電話を掛けに行きました。
ちょっと出た先にあった、電話ボックスにです。
電話ボックスには2人は入れませんので、一人が中で電話を、もう一人はちょっと離れて立っていたそうです。
すると二人連れの男女(少なくとも片方は女性)が歩いて来たのですが、急に立ち止まり、盛大な奇声を上げ、もの凄い勢いでいなくなってしまいまいました。
後、電話ボックスに『軍服姿の幽霊が出た!』という噂が広まったそうでございます。
さらに別の日、いつものように城跡でドンパチをしておりますと、男女が遊歩道(でいいのか?)を歩いてきたので、離れるまで休戦となりました。
過去に、男女ハァハァ事件(過去ログ参照)というのがありましたので、通過するのであれば余計な声は掛けず、通過するのを待つことに取り決めてあったのです。
どうやらこの男女、肝試しだったらしくおそるおそる歩いております。
そのうち、娘さんがこうのうたまいます。
「ねぇ、なんかいるよぉ」
「いないってば」
「やだ、この道のまわり、なんか気配がするよ……かえろうよぉ」
勿論、彼等が歩いている道を挟んで推定数10人が、銃を片手にブッシュの中に身を潜ませ、通過するのを今か今かと待ち望んでます。気配がするのは当然のことでありましょう。
そのうち、女性は座り込んでしまいます。
「ねぇ、もおかえろうよ。なんかへんだよー」
こりゃあかんと思って、一声掛けることにして石垣の影に潜ってた奴(影にはいると肉眼じゃ解らないんだ、コレが)が立ち上がり、「あのぉ〜」と声を掛けた瞬間!
これまた盛大な奇声を発して、脱兎のごとく走り去ってしまわれました。
つーわけで、ごめんなさい。
北の話
最近感情的な報道が目立つ、北のお話。
もっと強気に出るべきだとか、経済制裁を科せ! とか、勇ましい報道が目につきます。
ちょいと皆さん、1941年にあった出来事をお忘れではございませんかぇ?
我が大日本帝国が、鬼畜米国に対し開戦を決意したのは『屑鉄』の対日禁輸と『原油』の全面禁輸が原因でございました。
要するに、国家方針として経済制裁を行うということは、間接的な宣戦布告とみなされるのです。
経済の依存性がある場合に限られますが。
例えば北の国は、国家歳入の多くを朝鮮総連を初めとする日本国内からの送金でまかなわれており、燃料にする「古タイヤチップ」、鉄鋼原料たる「屑鉄」、半導体や電子パーツの供給に転用可能な「電化製品スクラップ」など、国家運営上必要不可欠な原料の大半を日本に依存しています。(統計上の金額ベースは見かけ上低い数値がでます。なんせ『ゴミ』なんで)
またお国で製造した「繊維製品」「海産物加工品」などの重要輸出品の輸出先も、多くが日本です。
つまり日本が経済制裁を発動し、船舶の入港禁止、輸出入の停止、送金停止措置を行った場合、短期間で北の国は干上がることになります。(ここで問題なのは、経済制裁を科している側の国家はほとんど影響がないので、往々にして大した問題ではないと考えるフシがあります)
こうなった場合、普通の国家が取る対応はだいたい『戦争』という選択をすることになります。
だいたい、交渉で解決できないし。呑める内容ならとっくに呑んでますしね。
長々と述べましたが、要するに今回の報道姿勢は『対北朝鮮戦争』を実行せよ! と声高々に主張しているのと同義なんですねぇ。
皆さん、そういう自覚があって発言されてるのでしょうか?
ついでながら、今回の経済支援は総額で……計算方法にもよりますけど数百億円規模で済んでますが、かの国が転んじゃったあとの戦費等を含めた復興費用は兆の金額ではすまないでしょう。
この金額、だれが払うのかな?
覚悟があれば構わないのですが、あんまり感情的にはならない方がよろしいかと存じます。
あ、私の意見ですか?
全力で機雷を生産、北朝鮮の港湾内および全海岸線にざくざく敷設して、豆満江(中・鮮国境河川)の南側に地雷の大量敷設を行い、物流的な鎖国をさせて放置しておくことをお勧めしてます。
よく考えれば、我が国はパスポートにも記載されているように、北朝鮮を承認してません。つまり、友邦国(笑)大韓民国の領土を不法に占拠している夜盗の群れみたいなもんですか。
相手が国家ではない(と認識している)ので国際紛争じゃないから、憲法上問題が発生しにくいはずだし、ね。
さくっと明日からでもやっちゃいましょう。
詭弁ですけど。
実際なぁ、地下資源も乏しいし、潜在的敵性集団だからなぁ。国交を開く必要は我が国にはないのですよねぇ。
日本海の制海権も日本がもってるしな。
歴史上、朝鮮半島が大陸国家の手に落ちると、日本への侵略が開始されること以外、なーんもないですよね。
久しぶりの戯言でした。
静聴多謝。
GWなんてきらいだ
進行がめちゃめちゃで死にそう……。
……すでに死んでるか。
憎いできごと
担当作家のM先生から電話を貰った。
「えへへー椅子買っちゃった。いいでしょ」
「椅子って……あのー、まさかと思いますけど、ハーマンじゃないでしょうねぇ」
「もっちろん♪ それもポスチャーフィットフル装備」
きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。
世の中にはハーマンミラーという椅子があります。
http://www2.hermanmiller.com/global/japan/
大変素晴らしい椅子で、文字での説明はかなり難しいのですが、椅子に座るというという行為を、『身体を支える支援をする』という概念と理解させる椅子です。
多分これ以上の椅子は世の中に存在しないでしょう。
ただ、お値段もものすごく致します。
円高の影響もあり、随分安くなりましたがざっと16万ぐらいします。
ふつーに考えればむちゃくちゃ高いです。
しかし座ってみると、値段より安い気がするのです。
これは、作家や編集者の職業病として腰痛がありまして、立っているが辛い、座っても辛い、おまけに寝ても痛いという3重苦に襲われることが多く、整体やらカイロプクテイクスやら鍼灸など、これの対処に結構な金額を突っ込むという問題もあったりしますが。
しかーし、高いことには変わりがないのです。
……秋葉原ツアーの締めに、ヤマギワでハーマンを紹介したけど、ホントに買いますか!
ちょっと憎い一日でした。
パーティの話
会社が変わって、年度末社員総会なるものに狩り出されたのだが、某ホテルの宴会場が会場でした。
この仕事初めて十年ちょっとたって、初めてパーティでメシを喰いました。
……いいですねぇ。ううううぅ。
かなり嬉しかった一日でした。
なんでかって?
この商売をしていると、会費制・非会費制を問わすパーティの案内状はやってくるのだが、大きな点がひとつ存在するのです。
それは、
編集は料理に手を着けてはいけない。という鉄則。
当然、会費を払っていてもこの原則は適応されます。
もちろん、先生方がお勧めしてくれるのをお断りするのは失礼に当たるので、お勧め頂いた場合には口にするが、それ以外は基本的に不可なのだ。(酒を呑むのはOK)
そのほかにも、
ビンゴ等の商品つきゲームでは、参加はするが(参加しないと先生方が気を遣うので)当たりが出た時には、近場にいる先生方と当たりくじをすり替えるとか、黙ってるとか、基本的になにか貰ってはいけないのでした。
理由は……解りますよね。
何度も行っている、東京會舘のローストビーフは味に定評があるそうなのですが、食べたことがありませぬ。
来年はここで総会やってくんないかな……。