北の話

 最近感情的な報道が目立つ、北のお話。

 もっと強気に出るべきだとか、経済制裁を科せ! とか、勇ましい報道が目につきます。

 ちょいと皆さん、1941年にあった出来事をお忘れではございませんかぇ?
 我が大日本帝国が、鬼畜米国に対し開戦を決意したのは『屑鉄』の対日禁輸と『原油』の全面禁輸が原因でございました。

 要するに、国家方針として経済制裁を行うということは、間接的な宣戦布告とみなされるのです。
 経済の依存性がある場合に限られますが。

 例えば北の国は、国家歳入の多くを朝鮮総連を初めとする日本国内からの送金でまかなわれており、燃料にする「古タイヤチップ」、鉄鋼原料たる「屑鉄」、半導体や電子パーツの供給に転用可能な「電化製品スクラップ」など、国家運営上必要不可欠な原料の大半を日本に依存しています。(統計上の金額ベースは見かけ上低い数値がでます。なんせ『ゴミ』なんで)

 またお国で製造した「繊維製品」「海産物加工品」などの重要輸出品の輸出先も、多くが日本です。

 つまり日本が経済制裁を発動し、船舶の入港禁止、輸出入の停止、送金停止措置を行った場合、短期間で北の国は干上がることになります。(ここで問題なのは、経済制裁を科している側の国家はほとんど影響がないので、往々にして大した問題ではないと考えるフシがあります)
 こうなった場合、普通の国家が取る対応はだいたい『戦争』という選択をすることになります。
 だいたい、交渉で解決できないし。呑める内容ならとっくに呑んでますしね。

 長々と述べましたが、要するに今回の報道姿勢は『対北朝鮮戦争』を実行せよ! と声高々に主張しているのと同義なんですねぇ。

 皆さん、そういう自覚があって発言されてるのでしょうか?

 ついでながら、今回の経済支援は総額で……計算方法にもよりますけど数百億円規模で済んでますが、かの国が転んじゃったあとの戦費等を含めた復興費用は兆の金額ではすまないでしょう。
 この金額、だれが払うのかな?

 覚悟があれば構わないのですが、あんまり感情的にはならない方がよろしいかと存じます。


 あ、私の意見ですか?
 全力で機雷を生産、北朝鮮の港湾内および全海岸線にざくざく敷設して、豆満江(中・鮮国境河川)の南側に地雷の大量敷設を行い、物流的な鎖国をさせて放置しておくことをお勧めしてます。
 よく考えれば、我が国はパスポートにも記載されているように、北朝鮮を承認してません。つまり、友邦国(笑)大韓民国の領土を不法に占拠している夜盗の群れみたいなもんですか。
 相手が国家ではない(と認識している)ので国際紛争じゃないから、憲法上問題が発生しにくいはずだし、ね。
 さくっと明日からでもやっちゃいましょう。
 詭弁ですけど。

 実際なぁ、地下資源も乏しいし、潜在的敵性集団だからなぁ。国交を開く必要は我が国にはないのですよねぇ。
 日本海制海権も日本がもってるしな。

 歴史上、朝鮮半島大陸国家の手に落ちると、日本への侵略が開始されること以外、なーんもないですよね。

 久しぶりの戯言でした。
 静聴多謝。